2012年10月28日日曜日

彼は、代償を求めたことは一度もなかった



 真実を見、希望を見つけ、死が終わりではないと気付き、生まれた理由生きる目的がわかり、人の世を恐れなくても良い、それは守られているからだ。

 我が家族、我が建物も、すべて。

 1900余年前、人間の生命法則とは別に、一人の人がお生まれになった。この人は、貧しく蔑視の中で育てられ、遠くに旅することもなく、高い教育を受けたこともなかった。

 しかし、幼子の時、王を驚かせ、少年の時には学者たちを驚かせ、彼が伝道を始めてからは自然の法則を支配し、水の海の上を歩き、彼は多くの病人をいやし、死んだ人をよみがえらせた。しかし、彼は、その代償を求めたことは一度もなかった。


 彼は一冊の本も書かなかったが、彼に関する本は世界に最も多い。彼は作曲したこともなく、絵を描いたこともないが、彼の言葉はすべて芸術の最高の賞賛の主題となっている。彼は学校を創設したことはないけれど、すべての学校を合わせても、彼に習う生徒に比べれば、その数はとうてい及ばない。


 今まで行軍した陸軍と海軍、召集された国会、支配されたすべての王たちも、孤独な愛の人生を生きた神、一人の命、イエス・キリストよりも大きな影響を与えることはできなかったのである。



− 『一人の生涯が与えた影響』より −


 もう、迷う子羊ではない。

 安心してついていけばよい。

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